お寺めぐりの友

PC版

萬年山() 長教寺(ちょうきょうじ) 浄土真宗本願寺派

歴史

筑前國続風土記拾遺』巻之26 嘉麻郡 下 熊畑村の項に下記の記事がみられる。

長教寺

本村に在。真宗西本願寺の末也。 開山を明善といふ。 本堂の後は石壁にて巻栢[1] 躑躅[2]の類ひあまた栽たり。 寺僧潤水を引て泉瀑を飛し興とす。 頗奇観なり。 寛永9年1632に開基すと云フ。

梵鐘(元禄15年1702銘)は戦時供出を免れたもの。楼門も同じく元禄期のもの。 本堂正面の扁額は博多聖福寺仙厓和尚筆。 本堂外陣両脇に掲げられた画像はかなりの歴史あるものという。 本堂裏手の庭園は、自然の崖を利用したもの(文化財指定の申し出もあるとか)。 庫裏は改築したてで無垢の木材を張った廊下は見事であった。 現住職は24世。本年(年)にご子息に引き継ぐとの事。

住職の話によれば、上の『拾遺』の「潤水を引て泉瀑を飛し興とす」という水場は庫裏改築までは本堂裏手にあったという。 住職が幼少の頃はそこで水遊びをしたという。

ひとくちメモ

お寺の南北は山。長教寺はその山々の谷間に伽藍を構えている。 北側の境内に沿って流れる清流は、遠賀川の源流の一つである。 周囲はのどかな田園地帯である。 9月初めの残暑の日にお参りしたが、気温も2-3度平地より低いようで、空気も綺麗であった。

住職は気さくな方で、本堂内をひと通り案内していただき、新築の庫裏でコーヒーをごちそうになりながら、 お寺の歴史などの話を伺えた。 話の終わりに「楼門に登ってみませんか?」と言われた。 願ってもない事!! 楼門に登らせて頂いた。 楼門の天井の張はさすが江戸期のもの。太い丸太で組み上げられていた。 梵鐘の元禄15年1702の銘もこの目で確認できた。 感謝感謝である。 またお参りに行きたくなるお寺の一つである。

長教寺にお参りする直前にデジカメが故障。 予備機での撮影となった。 写真の一部がピンぼけとなっている。ご容赦ください。

脚注

関連寺院

Top