お寺めぐりの友

PC版

大戸山() 建治寺(けんちじ) [建治禅寺] 曹洞宗

歴史3 phrases

筑前國続風土記拾遺』巻之50 芥屋(けや)村の項に下記の記述がある。

本村中に在。大音山と号す。 禪宗洞家福岡安國寺の末寺なり。 初は善福寺と号せしを寛文年中1661-1672今の寺号に改む。 寺傳一説に昔此村に大日寺[1]善福寺とて二寺有しか建治年中1275-1277合せて一寺とす。 故にこの号有。 また袈裟丸某開基せし由いへども其詳なる事情傳はらす。 按に袈裟丸名重富氏文書に見えたれと是亦未詳。

村内に大呂庵東阿弥、善珍庵石櫃地蔵、法仙庵中観音弥陀、大喜庵西観音毘沙門不動、 臥雲庵峯大日薬師といふ。 末庵なり。皆小堂のミ残りて佛像を安置せり。

ひとくちメモ5 phrases

建治寺の北西には『拾遺』に「海中に差出たる孤山(周三町許)にて奇絶の勝地なり」と書かれた大門(おおと)がある。 また、すぐ北側には玄界灘が広がる。周辺は住宅地となっており寺前の通りは車も多い。 上の歴史の項で述べた末庵。機会があったら探してみようと思っている。

伊藤氏メモ歴史欄に記載のある善福寺は、本寺より芥屋の大門側800メートルほどにある大祖神社の処にあったもの。 今でも大祖神社あたりには善福という地名が残っているとのこと。

歴史欄に記載のある開基の袈裟丸某については、今でも近所に袈裟丸という姓の家が1件あり、 子孫ではないかと思われるが、文久3年(1863年)の芥屋の大火事による記録焼失で詳細は不明とのこと。

現本堂は120年ほど前に修復されているが、それ以前の建立時期は不明。現第19世。

糸島郡誌に次のとおりあり。[大字芥屋の中央にあり、大門山と号す。福岡安国寺の中興天翁開基す。昔時大門山の麓にあり。 大祖神の御本地にて善福寺と称へしが、其の後建治年中今の地に再建し、寺号を建治寺と改む。古大寺なりしや末寺の址甚だ多し。] ()

関連寺院1