『筑前國続風土記拾遺』巻之2 福岡神社佛閣 上 浪人町の項に下記の記述が見られる。
天龍山と号す。禅宗洞家、遠賀郡若松村吉祥寺の末なり。 開山を明峯問哲と云。梶原十郎兵衛景尚初官蔵、致仕の後休也と号す。 地を請ひて此寺を開基し、其父官入か冥福を助く、官入墓は若松吉祥寺に在。寛永元年落成し若松の寺号を以て吉祥寺とす。 元禄9年1694三世知孝に寺後の地を賜ハりし吏人の證文あり。
伊藤氏メモ『福岡寺院探訪』によれば、当寺の山門は古く、桃山時代の作ではないかと言われているという。(2014-12-23)
吉祥寺は唐人町の寺院が集中する場所に伽藍を構えている。