『筑前國続風土記拾遺』巻之44 早良郡 中 四箇村の項に下記の記載がみられる。
定禪寺
本村に在。白馬山と号す。 福岡金龍寺の末なり。
本尊地蔵佛、坐像長三尺許、又観音像有。座長二弍尺許。 開山の僧を洞寅といふ。 榊定禪地頭か開基にて、寺内に古墓二基あり(石表裏に梵字刻めり)。 榊定禪の墓と云。年号等なし。
『早良郡志』 後編 金武村の項によれば、すぐ北側の浄土真宗本願寺派の明法寺の前身という。 当時(大正12年(1923)頃)の住職の言として「その昔農機具の鍛冶がここに来て禅寺を開く。 その後天台宗となった。」という。 本尊は、釈迦如来・聖観世音・延命地蔵尊という。
定禅寺は四箇の集落にひっそりと伽藍を構えている。そのすぐ北側には明法寺がある。
本堂前には藤棚があり、その季節になればさぞかしきれいであろう。
伊藤氏メモ土曜日でしたが、建屋の鍵は外から閉められ、 境内の祠の手入れも十分でなく、無住のような気配でした。()
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