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() 朝日薬師堂(あさひやくしどう) [日照寺跡] 不詳

歴史8 phrases

『筑前國続風土記』巻之10 夜須郡 朝日村の項に下記の記事がある。

村中に朝日山日照寺と云寺跡あり。本尊は薬師佛也。 是傳教大師竃門山にて作られし7佛の1なり。 今は寺もなく、本尊もうせぬ。(後略)

『筑前國続風土記附録』巻之13 夜須郡 上 朝日村の項に下記の記事がある。

日照寺跡

古へハ朝日山日照寺と號せり。本編に見ゆ。その跡ハ圃となる。又此邉に薬師堂あり。

当薬師堂は上の記事の朝日山日照寺の遺構と思われる。

御堂に2枚の説明文が掲示されている。それによれば、 日照寺は「平安時代794-1185後期から鎌倉時代1185-1333前期にかけて最も繁栄したものと考えられる。当時は夜須4郷きっての威容を誇ったようである。当時の規模は国道386号線を、またぐ高台に広がる寺院でそれはもう壮大な広さであったと考えられる。」とある。

現在、御堂に安置されている薬師仏[1]は桃山時代末期1573-1603の作のものという。 また、同説明文に薬師仏の寸法が記載されている。「像高 159.5cm、頂上〜顎 62cm、面張 32cm 肘張 89.6cm 膝張 114cm 膝奥 75cm」。

ひとくちメモ3 phrases

薬師堂は県道386号線の脇にある。朱色の石橋を渡って境内に入る。 正面に「大行事」[2]と記された大きな石碑。さらに進むと孝子「弥四郎」の碑がある。 その先が薬師堂だ。 薬師堂に向かって右手には小堂が2宇ある。  周辺は麦畑。門前には山家川が流れている。

薬師堂は本来は木造の建物。それが鉄骨の柱の覆屋で保護されている。 薬師堂の扉は施錠されており、格子戸越しの参拝となった。 久しぶりに歴史ある大きな薬師仏を拝めた。 脇侍の日光・月光菩薩、十二神将も揃っている。 保存状態も良好。

県道386号線は自動車がかなりの速度で往来し、歩道も無い為歩行時は要注意。

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