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東洋医学基礎講座» 第4編 健康管理の食品ミネラル» 第1章 爪の診断» 第1節 爪の特徴

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◆爪の成分.成長

爪は硬いけれども骨や軟骨とは関係ない。骨はカルシウムからできているのに対し、爪は毛髪と同様、もともと皮膚が変化してできたものです。皮膚の成分のタンパク質が角質化してケラチンという固い繊維タンパク質になっています。このケラチンには、硫黄を含むシスチンというアミノ酸が多い「硬ケラチン」と「軟ケラチン」の2種類があります。爪はこれらが入り組んでできています。

ちなみに、皮膚の表面を覆っている角層は軟ケラチン、毛髪は硬ケラチンでできていますから、爪は毛髪と皮膚の中間の性質を持っているといえます。爪は毎日成長しています。手の爪の場合、健康な人で1日に約 0.1ミリずつ伸び、爪全体が生まれ変わるのに約6ヶ月かかります。足の爪はもっと遅く、手の爪の2倍近くかかります。一般に大人より子供、女性より男性のほうがわずかに早く伸びるといわれています。また、季節的には新陳代謝が活発な夏が最も早く伸びるようです。同じ手でも中指が一番速く、小指が最も伸びが遅いようです。

◆爪の構造

 爪は髪の毛と同様に、普段あまり注目したことがないかもしれないので、ここで爪の構造を見てみますと:

爪の甲:
一般的に「爪」と呼んでいる、板状の硬い部分
爪の廓:
後爪廓爪甲の周りを囲んでいる皮膚。後甲廓は、根元の部分の上を覆っている皮膚 <\dd>
母爪甲:
爪の甲の爪半月付け根のほうにある乳白色の三日月の部爪上皮甘皮のこと。爪甲の上に伸びている半透明の角質爪下皮爪が伸びると指より先に不透明な部分があり、その裏側の角質で覆われている部分
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