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東洋医学基礎講座» 第3編 予防医学の健康講話» 第20章 飲酒» 第1節 アルコールと健康

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仕事を終えて仲間と飲む一杯の酒は旨いものです。一日の疲れがいっぺんに取れる様な気分になります。酒は「百薬の長」とも言われる一方で「悪魔の水」とも呼ばれています。今回はアルコールと健康について考えてみましょう。

◆アルコール依存症

酒を止めようとしても、どうしても止められない状態を言います。端的に言えば、できるなら朝から飲みたい感覚だとも言います。この様な状態が続けば、慢性アルコール中毒(アルコール依存症)になります。またアルコールを分解する肝臓その他の臓器が冒されます。

◆酒は有益だが有害でもある

二日酔いで仕事ができない、と経済的にも困りますし、家族にも迷惑を掛ける、等の色々な弊害が飲酒で発生します。二日酔いに成るほどに飲酒したら、脳内新皮質細胞の2万ビットが破壊されます。

しかし、このストレスの多い現代社会では、酒好きな人にとっては酒無しで生活することが無理なようです。また、酒があれば人との話し合いもスムーズに行くことがありますし、飲むこと自体が楽しいようです。酒は薬と同じで、使い方を間違うと有害な物なのです。自分の適量を知って飲んで下さい。

◆アルコール依存症にならない飲み方

◆酒しか楽しみがないのは寂しい

酒は手近にある手っ取り早い娯楽には違いありません。しかし、それしか楽しみが無いと言うのは、生活が単調過ぎて寂しいでしょう。他に何か有意義な楽しみを探すべきでしょうね。

日本語の「酒」は「栄(さかえ)」が語源だそうです。楽しい飲み物として各国各様の酒が造られました。酒は薬にもなれば毒にもなります。その秘密はどこにあるのでしょうか?

1 作用機序

酒類に含まれるアルコール成分は、殆どが胃から吸収されて肝臓に入り、速やかに血液中に移行して全身へ巡ります。少量のアルコールでは、軽く脳神経細胞を麻痺して、緊張が取れ、血行が良くなり、筋肉の疲れも取れて、食欲は増進する、と利点だらけに見えます。

急性貧血の場合には、症状に応じて赤ワインを使用したり、ブランディを嗅がせたりします。量が多過ぎると中毒症状を呈するようになり、有害な飲み物とも扱われます。飲料以外にも食品の加工や味付けに用いられます。(中国の紹興酒は北方では料理に、南方では飲料に)

PH

2 百薬の長

3 悪魔の水

4 上手な飲み方

5 二日酔いの対処法

血中のブドウ糖、ビタミン、塩分、水分の欠如が原因ですから:

6 アルコール中毒症状(依存症)

1)急性中毒
  • 単純酩酊
  • 病的酩酊(興奮状態、異常行動、記憶一過性喪失)
2)慢性中毒
  • 精神的依存
    酒に対する郷愁、精神的不安定感、酒の為なら不法や不道徳も、自己制御不能など
  • 身体的依存
    酒が入ってないと生活適応状態にならない
  • 禁断症状
    軽度:震盪症状、不眠、食欲不振、幻覚症、被害妄想、脂肪肝、凶暴行為
    高度:意識障害、多発神経炎、痴呆、肝硬変、高脂血症、分裂症

7 飲酒のマナー

1)量
量は少量にして、食欲増進する程度を以って自分の限度を定める。後遺症の吐き気、めまい、嘔吐、頭痛、二日酔いなどで長く苦しみます。「酒は静かに飲むべかりけり」
2)不衛生な返盃
他人の酒量は無理強いしないこと。(嫌われて、いずれ酒席に誘われなくなります)返盃なんて後進国でも行わない不潔極まりない慣例です。不衛生なので止めましょう。
3)脂肪分の多い食べ物、ニコチンのタバコ
ワイン店では葉巻もパイプもタバコも厳禁です。臭い煙が、ワインの香を台無しにしますから。また、脂肪分とニコチンはアルコールに良く溶け込みます。摂取や喫煙した場合には、さほどに感じていなくても、血液中に高い濃度で溶けるので要注意です。周囲の人にも副流煙で迷惑を掛けてしまいます。
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