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東洋医学基礎講座» 第3編 予防医学の健康講話» 第17章 眼のトラブル» 第10節 眼精疲労

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眼は、私達が外界から多くの情報をキャッチするための大切な器官です。健常者が一番怖れる障碍は失明だと言われます。生活環境の多様化、複雑化、仕事内容の高精度化、情報に高速化などによって、精神的なストレスの増大が目に与える過度の負担を掛けています。これらの外部環境の変化と増加とで眼の現代病とも言われる眼精疲労が増えています。

1 眼精疲労とは

長い時間の読書やテレビ鑑賞で目を使い続けていれば疲れが起こります。これは生理的な現象であり病気ではありません。しかし、眼精疲労になれば短時間でも目の疲れや次の様な自覚症状が現れます。

・疲労感
目が疲れる
・不快感
見るのが嫌になる、眠くなる
・視力低下
ぼんやり見える、二重に見える
・圧迫感や痛み
鼻根部、前額部、後頭部、眼球の痛み
・眼部刺激症状
充血、熱感、まぶしい、涙が出る、乾き目
・全身の症状
吐き気、肩凝り、不安感

じっと見続けていると症状が起こり、目を休めていると治るのが眼精疲労の特徴です。

2 眼精疲労の原因

1)症候性眼精疲労
目に結膜炎、角膜炎、緑内障などの病気があり、その結果として起こります。先ずは原因となった病気の治療が必要です。
2)調節性眼精疲労
近くのものを長時間見つめているとピントが合わせられなくなり、一時的に老眼のような状態になります。長時間の読書や細かい作業が続いたり、メガネの度が合っていない時に現れます。目を休めたり、度の合ったメガネを使うことで治ります。
3)神経性眼精疲労
目のノイローゼとも言えます。神経質な人に起こりやすく、心身のストレスが目に表れたと言えます。十分な休養が必要です。

眼精疲労には他の現象もありますが、いずれにしても原因を根本的に治すことが大事です。眼科で診察を受けるようにして下さい。

3 眼精疲労の予防

健康な目の持ち主でも、薄暗い場所で読み書きをしたり、まぶしい光、ちらちらする光が目に入る状態でモノを見れば、必ず眼精疲労になります。

4 眼の四つの運動

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