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東洋医学基礎講座» 第1編 医学病理の基礎知識» 第3章 カルシウムは生命の源〔かけがえのない生命の素〕

私達は『カルシウム』のお蔭で生きています。生命は海から生まれました。海水中の『塩』の中には豊富なミネラル(カルシウム、ナトリウム、カリウム、モリブデンなど)が含まれています。食塩は食用代用塩としての塩化ナトリウムNaClという危険な「化学物質」です。

生命が海から陸に上がった進化過程で、海中で生きるために必要な『酸素・水・ミネラル』が陸上では『空気・水』そして、不足する『ミネラル』を『骨』に蓄えることとなりました。漢字で『体』という簡略字の前は、骨が豊かの意味で『體』と書いていました。

私達の肉体は、『カルシウム』の詰まった『骨』と『カルシウム』が常に一定に設定された『血液』とが、全身をくまなく通って生きています。この『カルシウム』こそが『かけがえのない生命の素』です。旧陸軍の軍医必需品は、カルシウムとモルヒネであったといわれます。

毎日の食事で野菜 ,魚 ,肉、等を食べるとある程度のカルシウムは補給できます。しかし、厚労省の調査では『カルシウム』だけが、いつも不足しているのが日本の実態です。

1日に摂取すべきカルシウム量の調査結果
体重Kg必要量摂取量
40Kg600mg69mg
50Kg750mg219mg
60Kg900mg369mg
70Kg1050mg519mg
80Kg1200mg669mg

 ※健康調査で1日の平均摂取量は531mgでした。

この体重別の不足量を確認して下さい。大したことは無い、などと軽く考えていると、月日の経過で気付いた時には、骨がスカスカの骨粗鬆症になる場合があります。育ち盛りの子供達そして丈夫な赤ちゃんを願う妊婦や閉経直後の女性の方は「カルシウム補給量が2倍必要」と言われています。

カルシウム分は腸の中のビタミンDが吸収を助けて、腸から吸収されます。このビタミンDがなければ吸収されずに、尿として排泄されてしまいます。ダイエット食と称して繊維質の多い食べ物と一緒にカルシウムをしても、繊維に絡みついたカルシウムは一緒に流されてしまいます。したがって、カルシウム摂取の方法が大切です。

一方ではビタミンDが必須です。日光浴で陽に焼けると皮膚の下でビタミンDが生成されます。また、乾しシイタケに含有量が多いのです。単に水分を抜いた乾しシイタケもあります。そこで、料理する前に1時間でも太陽に乾せば更に含有量は増加します。

人間も自分でビタミンDを生成すべきです。それは日光浴で陽に焼けた肌です。陽に焼けると皮膚下でビタミンDが生成されます。人間も乾し椎茸と同じですね。