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生活習慣病基礎講座» 第11章 歯周病〔こんなに怖ろしい病気〕

これまで生活習慣病として、癌、心臓病、脳卒中、糖尿病等が知られていますが、歯周病も生活習慣病との考え方が歯科医などの間に広がっています。口の中を不潔にしておくと、歯と歯ぐきの境目に細菌が繁殖し、歯ぐきが炎症を起こして歯周病になります。歯槽膿漏も歯周病の一つです。この結果、食事の際に間違って大量の細菌が気道に入り肺炎が起こり易くなります。(嚥下性肺炎)歯槽膿漏の口臭の酷い人は、やがて心筋梗塞や糖尿病になるでしょう。

最近の米国の研究では、歯周病にかかっている人は歯周病でない人に比べますと心筋梗塞などの心臓病になる危険性が3倍も高いとの報告も出ています。歯周病をもたらす細菌の毒素が血管内に入ると、血栓(血のかたまり)が出来易く、これが心臓周囲の冠動脈血管に詰まって心臓病が起きやすくなるのではないか、と説明されています。

また、この毒素が血液の中に入り込むと、インスリンの働きを弱めて糖尿病を悪化させたり逆に、糖尿病の患者は歯周病になりやすいことも知られています。この他、歯周病を放置したまま妊娠すると早産、低体重児出生の危険が指摘されたり、骨粗鬆症との関係もあります。

歯茎が腐って(昔の歯槽膿漏)細菌だらけの膿となって、血液の中に入り込み、これが全身に廻って悪影響を与えるのです。そこで歯周病の予防と対策は、毎日のこまめな歯磨きでかなり予防ができます。お口のお手入れも生活習慣として身につけましょう。

◆歯周病のセルフチェック~思いあたる症状をチェックしましょう!~

◆歯周病(歯槽膿漏)ってどんな病気?

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が炎症を帯びて赤くなったり、腫れたりします。(痛みはほとんどの場合ありませんが臭います)

そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深く陥没して、歯を支える土台である歯槽骨が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。虫歯で痛いときには歯医者さんへ行くでしょう。ところが、歯周病では気付かないものです。口臭を指摘されたり、一気に歯が抜け落ちたりする前に歯医者さんで治療しましょう。

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