お寺めぐりの友

PC版

生活習慣病基礎講座» 第3章 高尿酸血症と痛風〔放置したらどうなるか〕

高尿酸血症を治療しないで放っておくと、からだの中で多くなった尿酸が溶けきれずに、血流の曲がり角になる関節などで結晶化し、痛風やさまざまな病気になることがあります。時には、腎臓に結晶化して尿路結石や腎障害を引き起こします。

その他にも高尿酸血症の患者さんは高血圧症、資質異常症(高脂血症)などの生活習慣病を合併することが多く、動脈硬化が起こり易くなると言われています。本当に怖いのは、これらから派生する合併症なのです。

2節図3

結論を言えば、からだの中の尿酸が多くなる病気です。血液中の尿酸が、正常値の範囲を超えて多い状態を高尿酸血症と言います。高尿酸血症そのものは、何の症状もありません。しかし、放っておくと尿酸が関節や腎臓などで結晶の塊(しかも針状結晶)を引き起こします。

◆定期的に血清尿酸値をチェックして貰う

高尿酸血症かどうか、その診断は血液1dl(100ml)中の尿酸のmg量すなわち血清尿酸値を指標にして行います。血清尿酸値が7.0mg/dlを超えたら、定期的に尿酸値を測定して貰うことが大切です。そして、血清尿酸値が8.0mg/dl以上になったら、必ず医療機関へ行って、血清尿酸値だけでなく腎臓などのチェックを受けましょう。

高血圧や他の生活習慣病を合併していたり、合併症が無くても血清尿酸値が9.0mg/dl以上の場合には薬物治療が必要です。また、血清尿酸値の治療目標値は6.0mg/dl以下にするのが良いとされています。異論もあるようですが、虚血性心疾患や脳血管障害などになり難い、と言われている値です。合併症を発症発病する前に予防をしたいものです。

Top