早岐・塚崎・牛津・浜崎からそれぞれきた唐津街道は橋本で合流し、ここより唐津城下に向かう。
ここでは、橋本より唐津城下のルートを順を追って記載する。
このコースの肝心要の橋本の地点が時点で特定できていない。 松浦川の支流が錯綜しており、2度の踏査にもかかわらず、未だに不明である。
街道は,春日神社の境内を北進する。
南北には巨大な鳥居があるのが印象的である。
JR鬼塚駅は無人駅である。そのすぐ裏手は松浦川である。
駅前は歩道をはさんで国道202号線である。車の往来が激しい。
鶴林寺は吉原山と号し、真言宗御室派の寺院である。
街道はこの手前で国道202号線と別れ鶴林寺の前を北西方向に進む。
金比羅神社前は国道202号線となっており、車の往来が激しい。
一の鳥居には享和2年(1802)の銘がある。
金比羅神社は小高い丘の上に鎮座し、そこから景色を眺めるには、長い石段を登って行く必要があるが、蛇嫌いな作者は途中で引き返した。 冬にまたお参りに行こう。
宮島醤油は明治15年(1882)創業。
街道には醤油の香りが漂い、古い街並みが続く。
台座「左佐賀」「前筑前濱崎」「右平戸、呼子」の文字。天保10年(1839)の銘。
唐津市指定重要文化財。