薬水(やくすい)[今宿]  TAIKOU-MIZU SPRING

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場所

福岡市西区今宿青木1109-5  MAP

歴史

筑前國続風土記』巻之23 志摩郡 長垂山の項の下記の記載がある。

長垂山(ながたりやま)

(前略)此山に金銀多し。 故に山間より出る水は藥となるとて、通路の傍に藥水と云少許なる出水あり。(後略)

筑前国続風土記拾遺』巻之48 志摩郡 上 青木村 長垂山の項には下記の記載がある。

七寺川より以東小濱に至る(まで)の山の惣名なり。 大刀洗川常には水なし。薬水井筒径1尺5寸はその間の道筋にあり。往還の眺望誠に佳境なり。(以下略)

薬水の脇には「太閤水」と刻印された石碑がある。 福岡市の案内板によれば、これを「秀吉が朝鮮出兵の時に、肥前の名護屋城に赴く途中、ここの湧き水を使ってたしなんだことから太閤水の名が付いた」旨のことが書いてある。 これはどうやら間違いで、本物の太閤水(ここ参照)は長垂山のちょうど反対側(南側)の山裾にある。

参考:『太閤道伝説を歩く 』(p192)

ひとくちメモ

すぐそばに長垂寺への参道(長い石段)の始まりがある。

千如寺大悲王院の喜多村住職(長垂寺の住職を兼務)からメールを頂戴し、井戸の底の皿に「薬王」の文字があることを確認した旨の連絡を頂戴した。感謝感謝である。詳しくはここをクリックしてください。

写真

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薬水の井戸の内部

2016-03-30、千如寺大悲王院の喜多村住職が、 糸島市内の造園業者の協力のもと井戸の水を汲み出し、内部の撮影に成功! 井戸の底の素焼き製の皿に見事に「薬王」の文字が確認できる。

同住職は、大正時代の糸島新聞で井戸の中に「薬王」の文字がある事を知り、今回の撮影に至ったという。 詳しくは、下の糸島新聞(2016-03-30版)をご覧下さい。(どの写真もそうですが、クリックすると精度の良い写真をご覧いただけます。)

  • 素焼きの皿(赤丸の場所に右から「薬王」 - 写真は千如寺大悲王院住職ご提供)
    素焼きの皿(赤丸の場所に右から「薬王」 - 写真は千如寺大悲王院住職ご提供) 
  • 「薬」(拡大) - 写真は千如寺大悲王院住職ご提供
    「薬」(拡大) - 写真は千如寺大悲王院住職ご提供 
  • 「王」(拡大) - 写真は千如寺大悲王院住職ご提供
    「王」(拡大) - 写真は千如寺大悲王院住職ご提供 
  • 糸島新聞 2016-04-14掲載分  - 写真は千如寺大悲王院住職ご提供
    糸島新聞 2016-04-14掲載分 - 写真は千如寺大悲王院住職ご提供