筑前六宿・筑前二十七宿

概要

筑前六宿は下表の○印の宿駅である。下表で無印の21の宿駅は筑前二十一宿と呼ばれる。筑前六宿と筑前二十一宿とを併せて筑前二十七宿と呼ばれている。

筑前六宿が長崎奉行や九州諸大名の正式な参勤交代道路に指定された時期ははっきりしない。 筑前二十一宿も同様。筑前二十七宿の全容が一覧できる最初の史料は明和元年1764藩内27宿駅の人馬賃銭の値上げを幕府から許可されたときのものである。筑前二十七宿の成立に史実のみメモとして下に記す。

慶長16年1611山家宿ができる。慶長17年に内野宿が設けられる。参勤交代が義務付けられた武家諸法度(寛永12年1635)の翌々年に勃発した島原の乱に九州の諸大名・老中松平信綱の一行が冷水峠道を通過している。 筑前の街道 (西日本選書 (5))

宿駅一覧(区分が○印は筑前六宿、無印は筑前二十一宿。併せて筑前二十七宿)

街道宿駅地域区分備考
長崎街道黒崎 遠賀郡
木屋瀬 鞍手郡
飯塚 穂波郡
内野 穂波郡
山家 御笠郡
原田 御笠郡
唐津街道若松 遠賀郡
芦屋 遠賀郡
赤間 宗像郡
畦町 宗像郡
青柳 裏糟屋郡
香椎 裏糟屋郡
箱崎 表糟屋郡
博多 博多
福岡福岡
姪浜 早良郡
今宿 志摩郡
前原 志摩郡
日田街道福岡城路宰府 御笠郡
二日市 御笠郡
甘木 夜須郡
志波 上座郡
久喜宮 上座郡
三瀬街道金武 早良郡
飯場 怡土郡
篠栗街道金出 表糟屋郡
秋月街道大隈 嘉麻郡