内往還(旧:筑前国遠賀郡 現:北九州市八幡西区)
概要
当街道は、黒崎⇒熊手村⇒陣原村⇒則松村⇒吉田村⇒岩瀬村⇒中間村⇒下大隈村⇒上底井野村の ルートをたどっていた。
別名「殿様道」とも呼ばれていた。 (Links① より)
当街道は黒崎宿の西側の乱橋より長崎街道から分岐して、上底井野に向った。 熊出村⇒熊手村⇒陣原村⇒則松村の区間は、鉄道・国道3号線・宅地開発が進んで昔の道は辿れないかも知れないが、吉田村附近から先はかろうじて昔の面影が残っているようだ。
当街道のルートは根拠となる資料が乏しく、誤りが多数混入している可能性があります。 鋭意調査中。(2022-02-19記)
作者が入手可能な元になる資料が僅少の為、手探りの探索となるだろう。
地図
経路
旗頭神社 標高: 5.0m MAP 4km以内の寺社検索
『筑前國続風土記附録』巻之30 遠賀郡 利 陣原村の項に下記の記事がある。
旗頭大明神(神殿方1間・神殿2間3間・石鳥居1基・祭礼9月14日・奉祀波多野紀伊)
亀山といふ所にあり。祭る所三座、武内大神・住吉明神・志賀明神也。 麻生近江守興春か靈をも祭れり。 此社本編には旗指社と号し、いと矮小なる社のよし記せり。 何の年にか今の地に移し祭りて神祠もむかしにかハり大也。
道祖神 標高: 5.5m MAP 4km以内の寺社検索
未踏査の為、未稿。
則松の三叉路 標高: 1.5m MAP 4km以内の寺社検索
未踏査の為、未稿。
さつき台の道喪失地点 標高: 20.9m MAP 4km以内の寺社検索
未踏査の為、未稿。
宮尾台の旧道口 標高: 36.8m MAP 4km以内の寺社検索
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この手前の街道、宅地開発の為、消失している。
この石段から先が旧道と思われる。 石段は154段!直線的なもので、かなりキツい。 昔は、当然石段などは無く、石段のある所は道は蛇行していたのだろう。
石段を降りると、旧道の道の風情を味わえる。緩やかな下り坂である。 ここから先、傘屋の辻までは街道には僅かにコールタールで舗装された痕跡が見え隠れする。
サヤノカミ 標高: 11.2m MAP 4km以内の寺社検索
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この神は、「鞘の神」「塞の神」「幸の神」などと書かれる神様である。 ご由緒・ご神徳などは作者は詳しくない。
当地のサヤノカミは石体である。 前の街道は昔ながらの道幅のようだ。
この前後は左手はかなり険しい崖である。街道は木々で覆われ、昼間でも薄暗い。
傘屋の辻 標高: 4.2m MAP 4km以内の寺社検索
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この附近は昔は吉田村であった。 この周辺は峠となっていて、道路の角には傘をつくる家があったことから、傘屋の辻と言われていた。(Links① より)
妙楽寺のHP参照。
吉田の道消失地点 標高: 4.9m MAP 4km以内の寺社検索
街道はこの先、宅地となっており道は消失している。
片山御地蔵様 標高: 4.1m MAP 4km以内の寺社検索
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荒木権現大神 標高: 3.4m MAP 4km以内の寺社検索
未踏査の為、未稿。
岩瀬大日堂 標高: 2.8m MAP 4km以内の寺社検索
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この地点は岩瀬大日堂の参道口となっている。
中央四国霊場第28番(本尊:大日如来)。
須賀神社 標高: 5.5m MAP 4km以内の寺社検索
『筑前國続風土記附録』巻之31 遠賀郡 貞 岩瀬村の項に「磐瀬宮(神殿方1間・拝殿2間・祭礼9月20日・奉祀山崎周防)」と表題のある記事がある。当須賀神社のことだろうか?