朝日川上追分あさひかわかみおいわけ(旧: 現:佐賀県武雄市)

概要

ここでは朝日川上追分より川古宿までのルートを記載する。

本ルートのほとんど全ては『唐津街道―肥前佐賀長崎路から時津街道へ (九州文化図録撰書)』を参考にしている。

経路

朝日川上追分 標高: 26.5m MAP 4km以内の寺社検索

全景(左に進めば塚崎宿、右手は唐津方向、手前は北方宿)
全景(左に進めば塚崎宿、右手は唐津方向、手前は北方宿) 
道標(平成21年銘) - 朝日中野追分側より撮影
道標(平成21年銘) - 朝日中野追分側より撮影 
道標 - 北方宿川より撮影
道標 - 北方宿川より撮影 
小堂
小堂 
小堂内の大黒天
小堂内の大黒天 

ここには平成21年(朝日町まちづくり推進会)銘の道標がある。 塚崎宿側の面には「唐津街道」、北方宿側の面には「佐嘉道」の表示あり。

道標を背にして、小堂がある。中には大黒天と思われる石像が安置されている。

円照寺 標高: 26.4m MAP 4km以内の寺社検索

全景
全景 
門前の唐津街道 - 唐津に向かって撮影
門前の唐津街道 - 唐津に向かって撮影 

円照寺は宝谷山と号し浄土真宗本願寺派の寺院である。

境内には2本のケヤキの古木がある。

阿弥陀堂 標高: 51.2m MAP 4km以内の寺社検索

阿弥陀堂
阿弥陀堂 
唐津街道(左手のしだれ桜の裏手に阿弥陀堂) - 唐津に向かって撮影
唐津街道(左手のしだれ桜の裏手に阿弥陀堂) - 唐津に向かって撮影 

阿彌陀堂内には5体の石仏が安置されている。向かって左手より大日如来、尊名不詳、千手観音、薬師如来、地蔵菩薩。 左より2体目の尊名不詳の石仏が阿弥陀如来なのかもしれない。かなり傷んでいる。

街道はここより程なくして戸坂峠である。 このあたりからかなりの急坂となる。

唐津街道戸坂峠の石碑 標高: 78.6m MAP 4km以内の寺社検索

真新しい御影石製の石碑には「唐津往還」「戸坂峠」と記されている。 此の地点で街道は旧道より県道498号線に合流する。

馬渡甲斐守俊明戦死の処 標高: 90.6m MAP 4km以内の寺社検索

登坂峠バス停付近の街道 - 唐津に向かって撮影
登坂峠バス停付近の街道 - 唐津に向かって撮影 
「馬渡甲斐守俊明戦死の処」石碑
「馬渡甲斐守俊明戦死の処」石碑 
馬渡甲斐守俊明の墓所(推定)
馬渡甲斐守俊明の墓所(推定) 
馬渡甲斐守俊明の墓所(推定)遠景
馬渡甲斐守俊明の墓所(推定)遠景 
手作り豆腐「若木屋」と「肥前ラーメン ちりれんげ 若木店」 - 登坂峠バス停より撮影
手作り豆腐「若木屋」と「肥前ラーメン ちりれんげ 若木店」 - 登坂峠バス停より撮影 
戸坂峠バス停
戸坂峠バス停 

石碑は街道(県道498号線)沿いの登坂峠より少し西側に入った所にある。 その先には墓所と思しき墓碑と拝殿がある。

馬渡(もうたい)甲斐守俊明は戦国武将。没年は1533年・1566年の2説がある。 馬渡氏は川古領を領していたが、後藤氏との戦いに敗れ、この地で戦死した。 その後、川古領は後藤氏が領した。(Links① より)

バス停前の街道の対面には、手作り豆腐「若木屋」と「肥前ラーメン」がある。 ここの豆腐はなかなかのもの。価格もリーズナブル。作者は「よせ豆腐」を購入。家に戻り頂いた。 濃厚な味。水も良いので舌触りは満点。

お隣の「肥前ラーメン ちりれんげ 若木店」でランチタイム。 ちゃんぽん、550円也。価格もリーズナブルであるが、季節の野菜たっぷり、ボリュームも満点である。 他の定食なども価格はすごくリーズナブル。おすすめである。

バス停に昭和自動車(株)の張り紙あり。「この度、『伊万里-武雄線』が平成30年4月1日をもって廃止となります。」 時代は変わる。寂しい限りである。

泣きびす地蔵尊 標高: 60.0m MAP 4km以内の寺社検索

地蔵堂遠景
地蔵堂遠景 
唐津街道(左右方向の道。右手が川古方向) - 地蔵堂を背にして撮影 2018-04-01
唐津街道(左右方向の道。右手が川古方向) - 地蔵堂を背にして撮影 2018-04-01 

詳細は泣きびす地蔵尊のページをご覧下さい。

「泣きびす」とは涙脆(なみだもろく)てちょっとしたことですぐ泣き出す人のことを言う佐賀の方言。 夜泣きをする子供や泣き癖の強い子供を連れ、お菓子などを供物としてお参りするとナキビスが治ると言われている。